2014年7月7日月曜日

Planetary Annihilation レビュー

Planetary Annihilation    


Planetary Annihilationは星系を巻き込んで戦争するゲームです。

っと簡単に紹介するとこの一言。




公式トレイラーはこちら

まだアーリーアクセス、つまり完成してないのですが遊べないわけではないのでレビューしていきます。

ルールは簡単    

このゲームでは一番最初にコマンダーと呼ばれるロボットから始まり、このロボットを倒せばどれだけ兵力があろうと滅びます。
コマンダーVS戦車軍

このコマンダーは必要最低限の建造、戦闘しか行えず、自軍を拡大していくには非常に弱いユニットです。
そこで、陸海空軍、そしてロボと衛星の基地を作りそこで建造ユニット、戦闘ユニット等を生成して自軍を拡大していくのが基本となってきます。
戦闘バランスはまだアーリーアクセスなので右往左往していますが、基本的に空軍最強で無類の強さを誇ります。ただ、弱点はあり、対空ユニットには非常にもろいです。なければ最強です。
ユニットの生成にはメタルとエネルギーが必要で各種プラントを作っていくことになります。
どちらともユニットの生成には欠かせませんが、軍隊の維持費はかかりません
ので純粋にユニット生成するためだけに必要です。

各ユニットには上位ユニットが存在し、陸の上位ユニットを使うにはまず初期の陸工場を作り、そこで陸建造ユニットを作成、そのユニットから陸上位工場を作ることによって上位ユニットが生成できます。
また、この上位ユニットは基本ユニットと比べてかなりの性能差がありますが、必要リソースも馬鹿にならないので大量生産は注意です。

また、工場の速度を向上させるには建造ユニットを重ねがけすることによってできます。

陸高速増殖炉工場

上の写真は陸初期工場に大量の初期建造ユニットを配備した様子です。
この工場からは初期建造ユニットを生成しているので倍々で早くなっていきます。

っと、たくさんのユニットを生成し、敵のコマンダーを見つけつぶします。


いくつかのモード   

プレイモードには
マルチプレイヤーという名のAI戦、対人戦、AIと人が入り乱れた複数人の対戦のモード。
ギャラクティックウォーという名の銀河を舞台にしたターンベースの戦闘(作りかけ)のモード、味方を以下につけるかが鍵。
システムデザイナーという名の星系を自由に作るモード。

システムデザイナーでは簡単に作ることができ、特に制限も無く、太陽系も再現できます。
惑星個別の設定もでき名前もつけられます。
ただ、星が多いと戦略度が高くなり非常に難しくなりますが…
システムデザイン画面

多彩な戦術   

このゲーム、ただ正面からぶつかるゲームではありません、少しでも休息をとったり拡大をし忘れればたちまち相手にやられてしまいます。
また、宇宙であることを忘れてはいけません。ゲームをしていると忘れがちですが、敵一掃したけどコマンダーがいない・・・→別惑星にコマンダーが移ってて入る隙間が無い!、気がつけば自惑星上に大量の敵サテライトキャノンが…ってなります。なりました。
これを教訓に宇宙軍も怠らず作る→もう隙もないしあとは相手惑星に大量のユニットを放り込むだけ。→気がつけば敵惑星の衛星が自惑星の衝突軌道に→ドカーン

っと。安心したときがゲームオーバーです。AIの多彩な戦術。なんとしてでも殺しにかかってくる姿勢は笑うに笑えないです。
また、敵に味方がいてもその惑星を別惑星に衝突させたりと、容赦ないのです。

マウス一つじゃ絶対足りない

対AI基本スタートダッシュ    

アプデでどんどん変わってますが(この記事を執筆中にも変わりました)
このゲームのAIは凶悪で非常に強いです。絶対マウス一つじゃできないようなことを平然とやってのけます。
最初は瞬殺されられる方も折られるのではないでしょうか?
なのでメモ書きのように戦術(?)を書いていきます。
verはGALACTIC v6.7523です。(すべてに通用するわけではありませんので…)

  1. ゲーム開始直後メタル二つ建てる
  2. エネルギープラントを一つ建てる
  3. 陸海空どれかの初期工場を建てる(空がいい)
  4. エネルギープラントを2個生成(3.の初期工場で建造ユニットを2~3つ生成、この時目標を字工場にすることを忘れず)
  5. コマンダーは以降メタルプラントを二つ生成しその後エネルギープラントを一つ生成その後周辺のメタルプラントをすべて建てて3で建てた工場で建造補助をさせる
  6. 建造ユニットを建造し終わった後工場に探索ユニットを生成させる(2~5)その後工場は戦闘ユニットを生成へ(Lキーでループ設定できます)
  7. エネルギーかメタルどちらかが切れるので4.で生成した製造ユニットを使ってプラント製造へ、第二初期工場を作れそうなら作ってしまったほうがいい(探索ユニットに探索させることを忘れず)
っとこんな感じでやればスタートダッシュが決められると思います。
バージョンが変わると違ってくるもしれませんが、多分3.までは変わらないと思います。

見つけたら即効で潰す(コマンダー狙いでOK)

どのくらい遊べる?    


アーリーアクセスにしては非常に出来が良いゲームです。
ただ値段も張りますが…
ちょこちょこ不親切な点(攻撃力などの数値がわからない等(修正済み))もありますが改善されつつあります。
ゴチャキャラ乱闘が好きな方にはお勧めのゲームではないでしょうか?
ただ、AIがべらぼうに強く投げ出しそうになります(ノーマルでも慣れてなければ強い)
逆に味方にすると非常に心強い(水色が私、オレンジが敵、グレーが味方です)

何度か修正がかけられていますが依然として強いですね

マルチは時間帯にもよりますが、過疎ってはいません、土日は賑わってるみたいです。
ただ、まだマルチはやってないのでなんとも…
RTSですが、操作を投げ出したくなるレベルで忙しく、AIも強いので初心者お断り感が強いですが、クオリティーは高く、将来良いゲームになることが期待できるゲームだと思います。




2014年5月30日金曜日

Kinetic Void レビュー

新宇宙始めました    


Kinetic Voidそれは自由に船を作り宇宙を制覇するゲームである。

っと簡単に紹介するとこの一言です。



まだアーリーアクセス、つまり完成してないのですが遊べないわけではないのでレビューしていきます。

建艦自由度が凄い    




自由に船を作れるゲームと言えば同じアーリーアクセスのKerbal Space Program(以下KSPと略称)とかSpace Engineers(以下SEと略称)とかがあります。KSPはすでにパーツとして出来上がってるものを組み立て、SEは正方形や三角等のパーツを組み合わせて建造します。(ザックリですが)
 
このKinetic VoidはKSPと同じように既存のパーツを組み合わせて建艦を行うのですが、まず、パーツが重なっても問題なく作れます。
KSPは基本的にパーツ同士が重なることが許されないシステムなのですが、こちらはそのパーツの半分まで(?要検証)は重ねることができます。
そして一つ一つのパーツがボクセルゲーム(Minecraft、Starmade等)の味気ないブロックではなく(逆に味気出すのも醍醐味ですが)既成品としてパーツが用意されています。

かなり豊富です。


ですので、パーツの見た目によらず非常に自由な建艦ができるシステムとなっております。
Steamのワークショップを見ると更に良く解るのですが、別のゲームを再現したもの(HomeWorld等)や、ロボットまであります。
そして、どれも出来上がったパーツで組み立ててるので非常にカッコいいです。



ちなみにパーツ数の制限はありません。

武装も自由    


武器システムは宇宙ゲーにおいて大事な要素です。
このゲームでは台座と砲が別々のパーツになっており、全て好きな台座に好きな砲を搭載することができます。



砲には大きく三種類あり、Kinetic、Energy、Missileです
Kineticは実弾兵器で、機銃的な立ち位置。
Energyは名の通りエネルギー兵器でレーザー。
Missileには誘導、非誘導の二通りあり、非誘導ミサイルが最も火力高い。

ちなみに、誘導型Missileは一度に複数発発射するので多段ヒットが狙えます、が、アンチミサイルシステムによるレーザーでの破壊もありますので必ずしも誘導ミサイルがいいってことでもありません。(ミサイルで飽和攻撃すれば力押しできますが、弾薬費が…)

また、搭載した武装は4つの武装グループに割り当てることができるので、相手の強さに合わせて武装を変更したりすることができ、「全弾発射よーい!目標敵主力艦!」とかもできます。
あと、サバイバルモード(正式名称はない)では弾薬を消費するので弾薬の消費を抑えるために今回の戦闘はエネルギー兵器だけ…ってこともできます。

あと射角が個々に設定されているので死角を作らないよう配置するのも面白味の1つではないでしょうか?

見た目様々性能様々    


性能重視で作れば見た目が悪くなる…自由に作れるサンドボックスゲームではしばしば目にする問題ですが、この点に関してKinetic Voidはバランスがとれてるゲームだと思います。
このゲームは見た目では性能変わらず、中身で性能が変わります。
つまりハリボテ戦艦も可能なのです。
実際には各セクションごとにサブシステムを組み込むことができ
Hull
Cockpit
Engine
Weapon
の4つに別れており、各セクションサブシステムのスロット数に応じてサブシステムを組込、性能が決まる。といった具合です。
また、サブシステム自体にも重量があり、積みすぎると加速度が落ち、なかなか敵を引き離せない状況に陥ったりします。
そして、沢山のシステムを積み込むには大型化が必須で大型化すると加速度が落ちるという負の連鎖が始まります。
ならばEngineをって思うかもしれませんが凄く場所取ります…

4つのセクションと書いていますが、HullはHullパーツ合計のサブスロットですが、他の3つは各パーツごとのスロット数になります。(合計ではない)

速度制限なし    




まさしく宇宙です。
エンジンを回せば回すほど、加速します。
エンジンを切って慣性による航行も可能です。
X3でもMODではありましたが、システムとして搭載されてるのは大きいですね、またワープ航行もできます。
敵が接近してきたので急速反転、ワープで離脱…ってこともできますが、敵は敵でワープして追いかけてくるので結構キツイです。

速度早すぎて戦闘できないのでは…?と思う方もいらっしゃると思います。たしかに5000m/sとかでは全く戦闘できませんが、[T]キーによって慣性のON,OFFができるのでONにすると一定の速度(船の性能によって違います)までにしかならず、X3と同じような戦闘が可能です。

ちなみにワープは連発することができず、一度使用するとエネルギーが貯まるまでしばらくできません。しかも、これが視覚化されてないのでいつまでかかるのかわからず…

どのくらい遊べる?    


非常に面白そうに見えるようレビューしましたが、アーリーアクセスゲームと言える不十分な所もあります。
まず、武器の値段が一緒です。強い武器だから高いというのはなく一括して同じ値段になっています。
お金(クレジット)を稼ぐ手段が2つしかない。しかも全く儲からない。
現在お金を稼ぐにはアステロイド地帯に言ってマイニングすることと、ランダムにミッションが始まる座標が指定され、そこにいくと適当な敵が現れ倒すと貰える方法の2つです。
自艦がいくら強くなっても変わりません。

思い出せるだけではこのぐらいです。
今最も遊べるのは建艦だけではないでしょうか?このゲームの売りでもありますしね。
尚、SteamではなくHumbleにてよくセールが行われています。

もしよろしくければ先行投資してはいかがですか?
ちなみに開発者はよくSteamフォーラムに来て意見を聞いてるようです。
だんだん出来上がっていくゲームを見るのもアーリーアクセスの面白みかもしれませんね